南麻布の高級マンションでリノベ住戸―リビタ、新たなラグジュアリー価値を

(提供:日刊不動産経済通信)リビタは、東京・港区の高級マンション「オパス有栖川」(総戸数100戸)で、同社が展開するブランド「R100 tokyo」の先駆的なリノベーションを行った住戸を販売した。新たなラグジュアリーの価値を映し出し、住まいながら本質的な心地よさを感じられる暮らしを、建築家の芦沢啓治氏と連携して提案していく。事業主は、リビタとNTT都市開発。住戸に合わせて製作された家具を含めて、販売価格は6億円超とみられる。契約者は30歳代後半のファミリーだった。
 販売した住戸の間取りは3LDK+Study Room+SIC、専有面積は約210㎡。設計は芦沢啓治建築設計事務所、施工はタマリスク。設計に加え、テーブルやスピーカーなど機能的な家具や内装材、環境に配慮した木製内窓も芦沢氏がデザインし、国産ナラ材などを活用してカリモク家具が製作した。素材の選定から仕上げのディテールまで手をかけて、木調と自然光が調和して居心地の良さや完成度を備えた一体的な空間を創出。丁寧に仕上げた職人的なものづくりを行うコンセプトを持ってリノベーションを施した。
 同ブランドの刷新したビジョンは、「Quiddity of Life(本質的な価値観が表現される暮らし)」。会員組織には、約5600名が登録し、年齢層は30歳代~40歳代が約6割。IT関連やM&A、IPOなどによる資産形成が多く、これまでの富裕層とは異なる価値観の「New Luxury」と位置付け、主な購入層に設定した。会員の予算は、1億円以上が約7割、2億円以上は約3割。今後も東京都心3区を中心に低層住宅街で、専有面積100㎡超などの上質なリノベーション住戸を提供していく。

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