近鉄不動産ら「ローレルタワー堺筋本町」の事前に予約2百組―関西初、塀と門で敷地を囲むタワー物件
ローレルタワー堺筋本町

 近鉄不動産らが共同で開発中の大阪市中央区の超高層分譲マンション「ローレルタワー堺筋本町」(総戸数511戸)は、7月3日からの事前案内会を前に200組の予約を集めて順調にモデルルームをオープンした。8月下旬から一般公開を開始、11~12月に価格を決定して第1期の販売を始める予定。関西では初めて、タワーマンションを、塀と門で敷地を囲む庭園邸宅として開発する。付近はタワーマンションの開発が多く、坪350万円以上で販売が多いエリア。

 同物件(大阪市中央区久太郎町2―35)は、大阪メトロ堺筋線・堺筋本町駅から徒歩1分の立地。敷地面積3391・45㎡、RC造地上44階地下1階建て、延床面積5万1978・14㎡。間取りは1LDK~4LDK、専有面積は43・41~210・07㎡。従前は、衣料卸売のプロルート丸光の大阪本店だった土地。指定容積率緩和を受けるエリアであることに加え、塀と門を設けてプライバシー性を高め、自然環境を整えた庭園を設置し、建築基準法52条8項の要件を満たして容積率1200%を実現した。専有部は、22~36階の住戸を「スーペリア」として仕様を上げ、37~43階の88戸は更に高水準の住戸「エグゼクティブ」とする。最上階44階には約125~210㎡の「ザ・テラス」6戸を設置する。

 資料請求は1500件。大阪市北区と中央区で約4割。年齢別では幅広い年代から問い合わせを集める。利便性と資産性を意識した富裕層を主要なターゲットに想定して販売に取り組む方針。近鉄不のほか、大和ハウス工業、名鉄不動産、九州旅客鉄道、総合地所の5社の共同事業。(日刊不動産経済通信)

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