不動産協会はこのほど、東京・港区のオークラ東京オークラプレステージタワー「メイプル」で「不動産協会賞」授賞式を開催した。同賞は今回で14回目。今回受賞作は「 神山:地域再生の教科書」( 篠原 匡 著・ダイヤモンド社 )、「 未来をつくるパーパス都市経営:健康、交通、観光、防災……新たなビジネスを生み、ウェルビーイングを高める方法」( 西岡 満代 著・日経 BP )、「 土地所有を考える:所有者不明土地立法の理解を深めるために」( 松尾 弘 著・日本評論社)の3作。授賞式には、吉田淳一理事長はじめ、選考委員の青山 佾・ 明治大学 名誉教授(座長)や増田 寛也・ 日本郵政取締役兼代表執行役 社長らが参席、吉田理事長は「不動産協会として、著作で示唆頂いたものを情報発信し、課題解決にも繋げていきたい」などと挨拶した。
■不動産協会賞 選考に当たっての基本スタンス
・不動産協会(会員企業や不動産協会の事業活動)が直面する幅広い課題について、一般の方々に読んでいただき、世間全般からご理解をいただくのに資する著作物を対象とする。
・著作のジャンルは幅広く設定する。
狭義の「不動産」にこだわらず、「国際競争力を高める都市再生」「良好な住宅ストックの形成」「防災・減災」「環境問題」「持続可能なまちづくり」「コンプライアンス」「法制度」「エネルギー問題」など、幅広いテーマに沿った著作物を対象とする。
・受賞作の決定に当たっては、選考委員会で十分な議論を行い、不動産協会賞として相応しい著者・著作物を選考する。