オフィス/ホテル/商業 RTO計画の進展がオフィス市場回復のカギ―懸念材料は変異株の感染再拡大(上)大竹グローバルキャピタルLLC 代表取締役 大竹正史 ワクチン接種の進展により経済活動を再開したアメリカは、変異種による感染再拡大のリスクを意識ながら、日常生活を取り戻しつつある。浮浪者が徘徊していたマンハッタンのタイムズスクエアはマスクなしの観光客で賑わい、道路もいつも通りの渋滞だ。街に人と車の流れが戻り、マンハッタンはいつもの夏を迎えているように見えるが、すべてが元に... 2021年9月15日
マンション 新時代の管理運営を探る㊿新時代のマンション管理を体感できる あなぶきPMアカデミーTOKYO(上)飯田太郎(マンション管理士/TALO都市企画代表) マンションが本格的に普及してから半世紀が経過し、高経年マンションが増加しているが管理組合による再生に向けた動きは低調である。むしろ管理組合が機能しないで管理不全に陥るマンションの増加が懸念されている。こうした状況を背景に自治体による管理計画認定制度と、マンション管理業協会が定めた評価項目で管理状態をチェックする管理適正評... 2021年9月14日
マンション 近畿圏マンション ㎡単価は1973年の調査開始以来最高値(下)不動産経済研究所 大阪事務所 所長 笹原雪恵 近畿圏マンション ㎡単価は1973年の調査開始以来最高値(上)より続く 下半期は大規模マンションが目白押し 7月以降に初回売り出しが予定されている主な物件は次の通り。『Brillia Tower堂島』(大阪市北区、東京建物、49階建て、総戸数465戸)、『ローレルタワー堺筋本町』(大阪市中央区、近鉄不動産他4社、44階... 2021年9月13日
マンション 近畿圏マンション ㎡単価は1973年の調査開始以来最高値(上)不動産経済研究所 大阪事務所 所長 笹原雪恵 価格4年連続上昇、契約率は堅調維持 今年上半期(1~6月)の発売は8373戸で、コロナ禍で記録的な低水準となった前年同期(5299戸)と比べると58.0%の増加となったものの、6年連続で1万戸を下回った。上半期の平均初月契約率は73.0%で、前年同期(70.5%)比2.5ポイント(P)のアップ。好不調を分ける70%... 2021年9月8日
特集/コラム SDGs企業マッチングのケーススタディ―東南アジア社会的企業との成功例&取り組む方法(下)―ソーシャルマッチ株式会社 取締役 樋口麻美 SDGs企業マッチングのケーススタディ―東南アジア社会的企業との成功例&取り組む方法(上)より続く ・未電化地域に電気を届ける企業(マレーシア) 大企業向けにパネル設置やメンテナンス事業を行いながら、そこで上げた収益を元に未電化地域に電気を届けるプロジェクトを多数手がけている企業で、マレーシアのみならずアフリカや東南アジ... 2021年9月6日
特集/コラム SDGs企業マッチングのケーススタディ―東南アジア社会的企業との成功例&取り組む方法(上)―ソーシャルマッチ株式会社 取締役 樋口麻美 ソーシャルマッチ ソーシャルマッチとは、日本企業と東南アジアの社会的企業(社会問題の解決を一番の目的に事業を行っている企業)とのパートナーシップにより事業を通じてSDGs達成を目指すビジネスマッチングサービスで、日本企業が海外展開において課題を感じている部分を解決すると同時に、現地企業は事業を行いながら社会問題の解決も可... 2021年9月2日
マンション 新時代の管理運営を探る49 情報社会に対応するソフトのインフラを検証「ブラウシア」の防災訓練(下)飯田太郎(マンション管理士/TALO都市企画代表) 新時代の管理運営を探る49 情報社会に対応するソフトのインフラを検証「ブラウシア」の防災訓練(上)より続く フロアごとの班制度とファースト・ミッション・ボックスを初運用 ブラウシアが実施した今回の防災訓練の最大の目的は、昨年秋の管理組合総会で決定した班制度と初動期の対応策を納めたFMBを初めて運用することである。 班制... 2021年8月27日
特集/コラム 不動産の所有者責任の徹底を―人口減少時代の住宅・土地制度―大阪経済法科大学経済学部教授 米山秀隆(下) 不動産の所有者責任の徹底を―人口減少時代の住宅・土地制度―大阪経済法科大学経済学部教授 米山秀隆(上)より続く 現実に即した仕組みの構築を 以上二つの仕組みをまとめると次のようなものになる。まず、住宅を建設・取得した人は、将来必要になる解体費用をデポジットしておき、建物が不要となったらそのお金で解体する。跡地は売れれば... 2021年8月26日
特集/コラム 不動産の所有者責任の徹底を―人口減少時代の住宅・土地制度―大阪経済法科大学経済学部教授 米山秀隆(上) 解体費用デポジットの仕組み 人口減少により不動産の価値が下がり、管理放棄された物件が各地で、朽ち果てた戸建てやマンション、あるいは荒れた土地などとして、多くの問題を引き起こしている。所有者が管理や処分の責任を負うべきであるが、その責任を果たさない結果、自治体が取り壊すなどの代執行を行い、しかもその費用を回収できずに公費... 2021年8月25日
マンション 新時代の管理運営を探る49 情報社会に対応するソフトのインフラを検証「ブラウシア」の防災訓練(上)飯田太郎(マンション管理士/TALO都市企画代表) マンションの防災訓練というと多くの人は、非常ベル等を合図に居住者が階段を下り1階に集合、消火器やAED(自動体外式除細動器)の使い方等を学び、煙が充満したテントの中を通り抜け、起震車で震度7の揺れを体験するといったことを連想するだろう。最初は興味深く熱心に取り組んでも、毎年同じようなことを繰り返しているとマンネリ化し参加... 2021年8月25日
特集/コラム 国勢調査人口速報から考えること-大正大学教授・小峰隆夫(下) 国勢調査人口速報から考えること-大正大学教授・小峰隆夫(上)より続く 人口の取り合いではなく出生率改善がカギ 第4に、多くの自治体が人口減少に苦しむ中で、人口を増やすことに成功している自治体があるということを考えてみよう。 国勢調査の結果を報じた日本経済新聞(2021年6月5日)は、千葉県の流山市の例を取り上げている。... 2021年8月24日
特集/コラム 国勢調査人口速報から考えることー大正大学教授・小峰隆夫(上) 人口減と世帯数増 今後の社会保障の在り方にも影響 6月25日に総務省から「令和2年国勢調査人口速報集計」が発表された。その結果を見て私が感じたことを紹介しよう。 第1に総人口の変化を見よう。日本の総人口が減少を続けていることは周知の事実だが、今回の国勢調査でそれが改めて確認された。2020年10月1日現在の日本の人口... 2021年8月23日