戸建/仲介/賃貸管理 シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く② 麗澤大学経済学部客員教授・大東建託賃貸未来研究所所長 宗健氏に聞く シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く①より続く コンパクトシティは自然と形成されるもの 全国的に地域の中心にあった商業施設、デパートが潰れている。しかし潰れるということは、地域の人から支持されていなかったということだ。他方で自動車でアクセスできる、郊外のショッピングセンターに人が集まっている。中心部のデパ... 2022年2月11日
特集/コラム ドバイ万博開幕 大阪府立大学研究推進機構特別教授/株式会社橋爪総合研究所代表 橋爪紳也 1年遅れでスタート 新型コロナウィルスの世界的に感染拡大が継続するなか、巨大イベントの開催に関して、さまざまな制約が続いている。わが国にあっても、第5波の収束を受けて、人数制限の緩和がなされつつある。今後、ウイズコロナの時代に向けて、ワクチン接種者の受け入れに関する社会実験など、新たなイベントのあり方について模索が続... 2022年2月10日
特集/コラム 過渡期としての2022年 東日本国際大学客員教授 森田浩之 続く不透明感 個人の行動にかかる日本の今後 個人的な感覚だが、2022年を迎えるにあたり、今年は例年のわくわく感がなかった。かといって、昨年初ほど沈滞した雰囲気でもない。むしろこの2年くらいの低空飛行に慣れてしまったということだろう。 2020年を目前にした2019年末は、翌年の東京オリンピックが待ち遠しく、新しい時... 2022年2月9日
特集/コラム イメージ具体化の成功例 ―増加する都市ブランディングの重要性(5)―龍谷大学政策学部教授 服部圭郎 都市の歴史が有していた風格を維持・強化する試みは欧州を中心に展開されてきたが、最近では日本の都市でもみられる。例えば京都市の先斗町。鴨川と木屋町通りの間を南北に繋がる京都の五花街の一つである。狭いところでは1.6mという自動車が走行できない道幅がつくりだすヒューマン・スケール、お茶屋や飲食店などの伝統的建造物が建ち並ぶ景... 2022年2月8日
戸建/仲介/賃貸管理 シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く① 麗澤大学経済学部客員教授・大東建託賃貸未来研究所所長 宗健氏に聞く 総務省の21年住民基本台帳人口移動報告によると、都道府県別で転入超過となった都道府県は東京都など10都府県だった。ただし東京都は転入超過数が最も縮小(2万5692人)。東京の人口が伸び悩む一方で、周辺各県は人口流入が続く。神奈川県,埼玉県,千葉県は転入超過で、茨城県,山梨県、群馬県については、前年の転出超過から転入超過へ... 2022年2月8日
オフィス/ホテル/商業 テーパリングフェーズの日本不動産市場とグローバル投資家の動向(下)CBRE代表取締役社長兼CEO 坂口英治 テーパリングフェーズの日本不動産市場とグローバル投資家の動向(上)より続く グローバル不動産投資家の動向 重要なのは資金の出し手で、多くは年金基金だ。年金は長期安定的なリターンを求めるため投資戦略はコアとなる。賃貸住宅が外国人投資家に人気なのは、キャッシュフローが大きく上がらなくても、安定需要に支えられて下がらないから... 2022年1月17日
オフィス/ホテル/商業 テーパリングフェーズの日本不動産市場とグローバル投資家の動向(上)CBRE代表取締役社長兼CEO 坂口英治 不動産市場の現状 「適温相場」という用語に尽きる。オフィス空室率はコロナの影響を受け東京、大阪、名古屋、福岡など全都市で上昇し2021年第2四半期は前年比で若干悪化しているが過去平均(2005~2021年)に比べるとかなり低水準で推移している。東京の2021~22年供給は過去平均を下回るため、経済が正常化すれば空室率は... 2022年1月13日
オフィス/ホテル/商業 「まち」と「電車」をつなげて魅せるロマンスカーミュージアム 作家・五感生活研究所代表 山下柚実 小田急線海老名駅の改札を出て1分。その建物に足を踏み入れると、淡々としたグレー調の壁、高い天井、抑えめの照明が迎えてくれる。看板も説明の文字もほとんどなく、まるで巨大な倉庫のよう。最初の部屋ではフリージャズが鳴り響きタップダンサーが映像の中で踊っている。大正か昭和か過去のモノクロ映像が壁面に映し出され、それが線路や電車... 2022年1月11日
特集/コラム 社会環境の大きな変化をチャンスに転換 新たな「価値」を生み出す舞台を創造 不動産大手各社の年頭所感 コロナ禍が3年目に入った。変異株の感染が拡がり始めたものの、ワクチン接種の普及や経口薬の開発などで過去2年に比べると耐性ができてきたため、経済活動の力強い再開に期待が高まる。不動産・住宅業界各社のトップが語る年頭所感を連載する。 (三井不動産 三菱地所 住友不動産 東急不動産ホールディングス 東京建物 野村不動産ホールデ... 2022年1月11日
オフィス/ホテル/商業 札幌が20年代に市街地の都市機能を更新―新たなオフィスは道外企業誘致の好機に 札幌市中心部の南北の起点となる大通公園から半径1kmほど、すすきの駅から札幌駅の周辺で再開発計画が続々と進行している。札幌市は1970年代に札幌オリンピックなどを契機として整備された都市インフラが更新期を迎えており、2030年度の新幹線の札幌延伸を見据えた新しいまちづくりで、ビジネス・観光の両面から経済を活性化していく... 2021年12月23日
特集/コラム 新時代の管理運営を探る53 20年近く前に 地球温暖化対策に取り組んだ マンションデベロッパーの康和地所(上) 飯田太郎(マンション管理士/TALO都市企画代表) 世界各地で頻発する洪水や熱波、森林火災等々。地球温暖化に伴う気候変動は「待ったなしの危機的な状況」にある―。11月12日から15日までイギリスのグラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)を前に、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、温暖化対策の加速を強く求める文書を発表した。日本政府... 2021年12月22日
オフィス/ホテル/商業 ESGを踏まえたPM・FMへの新しい意味付け(下) 大和不動産鑑定シニアアドバイザー 明治大学ビジネススクール兼任講師 村木信爾 ESGを踏まえたPM・FMへの新しい意味付け(上)より続く 個別不動産へのガバナンスにおけるPM・FMの意義 (1)BMにおける品質とコストのバランス清掃、警備、設備管理、衛生管理などBM業務において、ある対象になすべき品質(回数、出来栄え等)に対して適切なコストがある。「安かろう、悪かろう」でも、「やりすぎ」でもダメで... 2021年11月29日