特集/コラム 家賃支援給付金制度(4)―Withコロナの不動産運用ビジネス― 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐伯優仁 (家賃支援給付金制度(3)―Withコロナの不動産運用ビジネス―より続き) 実務上の対応*1 (1)申請のタイミング 不動産を賃借するテナントは、自らが家賃支援給付金を受け取る条件を満たすのか確認した方がよく、不動産を賃貸するオーナーは、テナントが当該条件を満たすのか、当該テナントに確認することが考えられる。その上で、条... 2020年12月22日
戸建/仲介/賃貸管理 シリーズ;事故物件を歩く④ ー特殊清掃事業者の倉庫から(上) シリーズ;事故物件を歩く③より続く 自殺や孤独死などが発生した住戸を第三者へ売買、あるいは賃借させる前に、残された入居者の荷物(遺品)の整理や、死体などの臭いを消すための「特殊清掃」を行うことが一般的だ。今回は、遺品整理と特殊清掃の業務をセットで行っている、埼玉県内の事業者を訪ねた。 事故物件から搬出された酒瓶や調味... 2020年12月21日
特集/コラム 家賃支援給付金制度(3)―Withコロナの不動産運用ビジネス― 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐伯優仁 (家賃支援給付金制度(2)―Withコロナの不動産運用ビジネス―より続き) 給付額 (1)算定方法 テナントが法人の場合の給付額*1は、月額の賃料(共益費・管理費を含む*2。以下同じ。)の合計額(消費税を含む)(以下「基準月額賃料」という。)を基に下記の算定方法に従って計算した額を月額給付額として、その6倍(6カ月分)の... 2020年12月17日
オフィス/ホテル/商業 投資対象として価値は高まり続ける―需要が急増するデータセンター(下) 投資対象として価値は高まり続ける―需要が急増するデータセンター(上)より続く 既存DCのバリューアッドには限界も専業オペレーターの確保が投資拡大に 新規DCが活発に開発される一方で、既存DCには問題点も見受けられる。1つ目は、既存DCの流動化市場が依然として小規模であることだ。国内のDC事業者である通信キャリアや、富士... 2020年12月17日
戸建/仲介/賃貸管理 金持ちだけの住宅ブームは貧乏人の住宅ブームよりもっと危険 経済アナリスト・文明評論家 増田悦佐 住宅ブーム到来 「コロナ禍」のもたらしたアメリカ経済の落ちこみは、ハイテク・バブルが崩壊した2000~2002年や、サブプライムローン・バブルがはじけて国際金融危機を招いた2007~09年より軽症にとどまると見るエコノミストが多い。また、その根拠として「住宅市場が堅調どころか、大ブームになっている」ことを挙げる人も多い... 2020年12月16日
インタビュー シリーズ;「事故物件を歩く」③ シリーズ;「事故物件を歩く」②より続く どのような物件が事故物件となり、それがどのように加工されてどのような人が購入しているのか。アウトレット不動産の昆佑賢社長(写真)に事故物件が発生する理由、事故物件化しにくい不動産とはどのようなものか、そして事故物件はどのように「加工」すれば流通しやすくなるのか、エンドユーザーはどう... 2020年12月11日
オフィス/ホテル/商業 デジタル社会で進むか地方創生―社会の分断と格差拡大に懸念も(下) デジタル社会で進むか地方創生―社会の分断と格差拡大に懸念も(上)に続く コロナ禍での新たな生活様式は、密を避ける観点で大都市からの脱出を促す。仕事は会社に行かずに自宅にいてもできるし、東京にいなくてもできる。オフィス不要論が台頭し、地方創生が注目を浴びている。日本社会のデジタル対応のもろさ修復が急務だというかけ声とともに... 2020年12月11日
特集/コラム 家賃支援給付金制度(2)―Withコロナの不動産運用ビジネス― 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐伯優仁 (家賃支援給付金制度(1)―Withコロナの不動産運用ビジネス―より続き) 給付対象 (1)概要 給付金を受け取ることができるのは、次のすべてを満たす者である。なお、家賃支援給付金は1度しか受け取ることができない。①中堅企業、中小企業、小規模事業者、個人事業者等②2019年12月31日以前から事業収入を得ており、今後も事... 2020年12月10日
オフィス/ホテル/商業 デジタル社会で進むか地方創生―社会の分断と格差拡大に懸念も(上) コロナ禍での新たな生活様式は、密を避ける観点で大都市からの脱出を促す。仕事は会社に行かずに自宅にいてもできるし、東京にいなくてもできる。オフィス不要論が台頭し、地方創生が注目を浴びている。日本社会のデジタル対応のもろさ修復が急務だというかけ声とともに地方創生への期待感が膨らんでいる。人口減少の中で、こうした流れが住宅・... 2020年12月10日
インタビュー シリーズ;「事故物件を歩く」② シリーズ;「事故物件を歩く」①より続く 神奈川県内を中心に、事故物件の流通を手掛けるアウトレット不動産(昆佑賢(こん・ゆうけん)社長)。昆社長に案内してもらったのは、横浜市栄区・港南台のとあるマンション。JR港南台駅徒歩15分、5階建てでエレベーターのないマンションの2階だ。専有面積は70㎡ほど。間取りは一般的な「田の... 2020年12月8日
特集/コラム 家賃支援給付金制度(1)―Withコロナの不動産運用ビジネス― 森・濱田松本法律事務所 弁護士 佐伯優仁 はじめに 2020年6月12日、令和2年度第二次補正予算が国会で成立した。歳出は主に新型コロナウイルス感染症対策関係経費であるが、その中で家賃支援給付金の創設に2兆円強の予算が割り当てられた。そして、同年7月7日、この制度を所管する経済産業省が申請要領を公表し、同月14日には給付規程も公表され、制度の詳細が明らかになっ... 2020年12月7日
特集/コラム テレワークと郊外・地方移住 麗澤大学客員准教授 宗 健 テレワークの実態 新型コロナによる緊急事態宣言によって、多くのひとが強制的にテレワークに移行し、新しい働き方としてのテレワークは一気に定着する、といった見方も多い。 しかし、筆者も関与した「新型コロナウィルスによる意識変化調査」の6月と9月の回答を比較してみると、テレワーク経験率は26%程度で変化はないが、テレワーク... 2020年11月23日