特集/コラム 【空き家問題】空き家調査としての住宅・土地統計調査の限界 大阪経済法科大学経済学部教授 米山秀隆 2018年調査の結果 空き家に関する統計としては、5年に1回調査が行われる総務省「住宅・土地統計調査」(以下、住調)がよく使われる。最新の調査は2018年分であり、その結果は2019年に発表された。その内容を簡単におさらいしておくと、次のようなものであった。 2018年の空き家数は849万戸(2013年820万戸)、空... 2022年5月17日