(提供:日刊不動産経済通信)ケン・コーポレーションが横浜みなとみらい21地区で推進する大規模複合開発「Kアリーナプロジェクト(街区名称=ミュージックテラス)」が、9月に全面開業する。8月の街区のオフィス棟「Kタワー横浜」に続き、9月24日に横浜初進出となるホテル「ヒルトン横浜」(339室)、同29日には世界最大級の音楽アリーナ「Kアリーナ横浜」(2万33席)が開業する。
 街区は、JRなど各線・横浜駅東口から徒歩9分、みなとみらい線・新高島駅から徒歩5分の立地。敷地面積3万1793・97㎡。核となる「Kアリーナ横浜」は9階建て、延床面積約5万4090㎡。運営はケン・コーポレーションの完全子会社のKアリーナマネジメント。「ヒルトン横浜」は地上26階地下1階建て、延床面積約3万4850㎡。「Kタワー横浜」は地上21階地下1階建て、延床面積約2万9470㎡。
 「Kアリーナ横浜」では9月から12月の期間をオープニングシリーズとして、街区の広場を活用したにぎわい創出やコンテンツ発信などを行って盛り上げる。多様な演出に対応するステージや、客席に長時間快適に過ごせる座席を設置。使用する電力を実質再生可能エネルギー由来での調達を目指すなど環境配慮にも取り組む。約400席の大空間ラウンジなどを備えるほか、専用ロビーのVIPエリアも設ける。
 「ヒルトン横浜」は、宿泊予約の受付を4月から開始する予定。アール・デコのモチーフを現代の横浜に再構築したコンセプトで、客室を含めて全館を設計する。2つのレストラン、宴会場、会議室などに加え、スイートルームを始めハイカテゴリーの客室専用で、ダイニング、ライブラリ、テラスの3つのスペースを持つエグゼクティブラウンジを5階に配置する。

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