(提供:日刊不動産経済通信)大京穴吹不動産のリノベーションマンションブランド「Reno α(リノアルファ)」シリーズは、立ち上げから10年を経て、全国で約1万3000戸を供給した。今後も暮らしやすさを重視しながら、シングル、DINKsを含めた実需ニーズに応える住戸を全国主要都市で年間1300~1500戸供給する方針。高額帯や強化した環境性能、新しい企画を取り入れるなど多彩な住戸を提供していく。
同社は、アセット事業部を再編してリノベーション住戸を積極的に展開していく。毎週、20戸程度の仕入れた住戸について、住戸ごとにペルソナを設定して商品企画を練り、R1住宅の基準を満たす水準で工事を行い事業化する。年間700~800戸を供給する首都圏では、販売価格3000万~7000万円台の住戸を中心に提供している。近年は、2億~3億円台の高額帯も拡大。アセット事業部の大熊善信部長は、「パワーカップルの実需を中心に高額帯の商品は年間2ケタの戸数に増えてきた。有望な市場とみており、5億円超の超高額帯にも参入したい」と話す。今後は、省エネ性能の高い給湯器や断熱性能の高い築20年以内の躯体を組み合わせ、ZEH化も含めた環境性能の高い住戸の提供も図る。
商品企画は、たとえばリモートワークの広がりを受け、ワークスペースを設けたプランなどは定着が進んでいる。最近では、アウトドアなど趣味に使いやすい玄関脇の土間スペースを設けたプランや、ペットの数の制限のない管理規約を生かしてキャットウォークを設けて、猫が暮らしやすく多頭飼いもできるプランなど個性ある住宅の提供にも取り組む。
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow 不動産経済研究所/不動産経済オンライン