(提供:日刊不動産経済通信)京王不動産は、分譲戸建て事業で新たなブランド「LUXTAGE(ルクステージ)」を立ち上げる。展開エリアは京王線沿線を中心に北はJR中央線沿線、南は小田急線沿線までを想定する。年間20戸程度のペースで安定的に事業展開を進める。
これまでは「京王四季の街」のブランド名で大規模な分譲案件を手掛けてきたが、昨今は比較的中小規模の案件が増えたことから、新たなブランドを立ち上げる。ブランド名は「明るい」と「場所」を合わせ、「温かく帰りたくなる場所」がコンセプト。現在、商標登録中だ。同ブランドの初弾は東京都調布市の2戸の分譲物件。京王線・調布駅から徒歩11分の立地で、土地面積は78・54㎡と79・84㎡、建物面積は86・56㎡と89・77㎡。販売開始は9月を予定する。次弾は神奈川県相模原市の5戸の分譲物件で、11月に販売を開始予定。京王相模原線・橋本駅から徒歩13分の立地。今年度はこのほか、同じく相模原市で2戸、東京都町田市で4戸を予定する。4事業とも従前は京王電鉄が所有し京王不動産が管理する駐車場のあった土地。ターゲットは30歳代が中心で、一次取得のファミリー層。
同社の開発事業では分譲戸建てのほか、賃貸マンションも手掛ける。賃貸マンション「モディア」シリーズの8棟目となる「モディア駒沢」(住戸35戸、店舗1区画)をこのほど竣工させた。東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩2分の立地。RC造15階建てで、間取りは1K~2LDK、専有面積は25・97~52・03㎡。賃料は共益費込みで12万4000~28万円。竣工と同時にリーシングを開始し、すでに15戸に申し込みが入っている。