(提供:日刊不動産経済通信)阪急阪神不動産はタイとインドネシアで新たに3つの住宅分譲プロジェクトを進める。いずれも現地デベロッパーとの共同事業で、阪急阪神不動産の出資比率は49%。同社はASEAN諸国などで不動産事業を強化。住宅分譲事業はタイとベトナム、フィリピン、インドネシア、マレーシアの5カ国で展開しており、分譲戸数は全体で52プロジェクト・約5万2910戸となる。
タイではこれまでの34事業と同様にセナ・デベロップメントとのJVで新たに2プロジェクトを進める。サムットプラカン県ムアンサムットプラカン郡では約970戸の分譲マンションを開発する。バンコク中心部のアソーク駅から南東約13㎞に位置し、車で約40分の距離。敷地面積1万2554㎡。予定する総売上は約27・9億円。バンコク都パーシーチャルーン区では約850戸の分譲マンションを開発。バンコク中心部のシーロム・サトーンエリアから車で約30分の距離。敷地面積1万1892㎡。予定する総売上は約21・5億円。両事業とも25年から順次竣工。周辺の商業施設や病院、教育施設の勤務者とバンコク中心部への通勤者の住宅需要を見込む。
インドネシアでは西ジャワ州ボゴール県ルンピン郡で約930戸のタウンハウスと約30戸のショップハウスを開発する。スプリングヒルグループのPT.ヌアンサヒジャウレスタリとの共同事業。同社とのJVは2案件目。ジャカルタ中心部から南西約40kmに位置し、都市機能が集積した近くのブミ・スルポン・ダマイ地区で働く人の住宅需要を見込む。敷地面積12万5000㎡。24年から順次竣工。総売上は約78・9億円。