(提供:日刊不動産経済通信)野村不動産は相模原市で商業施設併設型の免震タワーマンション「プラウドタワー相模大野クロス」(総戸数687戸)の販売を近く始める。16日から予約制のモデルルーム案内会を開いている。施設規模は地上41階地下3階建て、高さ約152mで、同社によると小田急小田原線・江ノ島線沿線で最高層。間取りは1LDK~4LDK、専有面積32・66~125・48㎡。70㎡台が中心。販売戸数・価格は未定。25年11月上旬の竣工、26年1月下旬の引き渡しを予定している。
開発地(地番)は相模原市南区相模大野4-4009-45。伊勢丹相模原店の跡地で、立地は小田急小田原線・相模大野駅と小田急江ノ島線・相模大野駅から徒歩4分。敷地の北側には相模女子大学のホールや図書館、そのさらに北側には緑の多い相模大野中央公園が広がる。
低層階に伊勢丹相模原店の既存躯体を残し、施工時のCO2排出量を削った。マンション本体には昇降機で上下階を移動する掃除ロボットを「プラウド」シリーズで初めて導入。環境面では発電効率の高い「エネファーム」を入れ、共用部には実質再生可能エネルギー100%の電気を使う。ZEH-Mオリエンテッドと低炭素建築物認定を取得した。駐車場は平置き206台など。施工者は三井住友建設。
同社は12年前に小田急線・相模大野駅直結の超高層分譲マンション「プラウドタワー相模大野」(総戸数308戸、販売戸数267戸)を分譲した際、1期220戸を初日に売り切った実績がある。この物件は地上26階建てで商業、公共施設、賃貸マンション、駐車場などを併設し、歩行者デッキで駅とつないだ。