(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスは総戸数1002戸の新築分譲マンション「三田ガーデンヒルズ」(東京・港区)のうち、敷地西端の「WEST HILL棟」(地上8階建て)の2期1次販売を11月上旬に始める。戸数や価格などは未定。15日から予約制の事前案内会を開く。間取りは1R~4LDK、専有面積は約56~182㎡。11月に販売を始める棟は断熱や採光、排熱などの環境性能を特に高め、自然素材を多用した点が特長という。一部住戸に平均約49㎡のテラスや44㎡のバルコニーも付く。
分譲マンションでは港区最大の敷地面積となる約2・5万㎡の土地に14階建ての大規模マンションを建てる。入居者専用の中庭を囲むように5棟を配置する。住棟全体の専有面積は29㎡台~370㎡台。2月に1期販売を始め、7月末までに全体の約7割の住戸が売れた模様だ。全1002戸でZEH-Orientedを取る。WEST HILL棟は省エネ性の高い什器や設備機器をふんだんに取り入れ、一次エネルギー消費量削減率53%を実現した。大規模燃料電池(250kW)と太陽光発電設備(200kW)によるオンサイト発電を採用。中庭には植栽約130種による約7700㎡のランドスケープを計画する。
立地は東京メトロ南北線・都営地下鉄大江戸線・麻布十番駅徒歩5分。建物内にジムやゴルフラウンジ、サウナ、映写室、音楽室、カフェ、レストランなどを作る。25年3月の竣工、26年1月の入居開始を予定している。両社は開発地の西側で約1400戸の共同住宅などが入る「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」も手掛けている。