住みたい街ランキング首位、賃貸は本厚木、購入は勝どき LIFULL HOME'S 賃貸は割安感を重視、購入は都心と郊外で二分化

LIFULLの『2022 年 LIFULL HOME'S 住みたい街ランキング』によると、借りて住みたい街の1位は2年連続で「本厚木」、買って住みたい街の1位は3年連続で「勝どき」となった。勝どきは東京五輪選手村跡の「HARUMI FLUG」が発売されたことが影響した。実際の物件問い合わせ数からユーザーの本気で住みたい街をランキング。賃貸は「郊外派」が増加する一方、購入は「都心派」と「郊外派」の二極化が顕著になっている。

今回の結果についてライフルは「賃貸ユーザーと購入ユーザーで住まい探しの“エリア選択”に対する考え方の違いが顕著になっている」と分析する。借りて住みたい街の「本厚木」のほか、大宮(2位)、柏(3位)、八王子(4位)など準近郊・郊外でターミナル性のある街が上位に躍進するが、池袋(12位)など都心・近郊の街の人気は下落の傾向が見られた。近郊で上位に入っているのは西川口(5位)、葛西(6位)、三鷹(7位)、蕨(8位)など。いずれも利便性が高い割に、家賃相場が低く抑えられている駅が中心。

一方、買って住みたい街は「勝どき」のほか、白金高輪(2位)、横浜(3位)浅草(4位)、東中野(9位)、牛込柳町(11位)など、資産価値、スペック、 利便性優先で都心志向が復活している。白金と牛込は、勝どきと同じく、話題性の高い分譲物件があったことが理由。一方、郊外需要も堅調で“二極化”が継続している。郊外では平塚(5位)、本厚木(同率5位)、八街(7位)、千葉(8位)、八王子(10位)、柏(13位)などが上位。

3LDK中古マンションの平均価格で見ると、白金は9433万円。一方で八街は730万円と10倍以上の開きがある。八街は良好な自然環境と八街駅北口の分譲地整備が進んでいることなどが評価された。千葉や平塚も遠郊となるが、テレワーク需要や始発駅などが評価の決め手とみられる。

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