(提供:日刊不動産経済通信)三菱地所レジデンスとミサワホーム、東京建物がJR新松戸駅前にマンションや店舗、公共施設などで構成する14階建て・延床面積3万5848㎡の複合施設を開発する。千葉県松戸市施行の「新松戸駅東側地区土地区画整理事業」で立体換地建築物(住宅・商業施設)の保留床を取得する協定を20日付で交わした。マンションなどの保留床を3社で取得し、住宅や図書館などの複合ビルを建てる。29年3月の事業完了を目指す。
事業区域は松戸市幸谷字宮下、字溜ノ脇の各一部。JRの武蔵野線と常磐線の交差部の北東側に位置し、施行面積は約2・6ha。土地区画整理事業は19年8月に始まった。都市と里山の融合をイメージした「SATO(郷里)-MACHI(街)-MIRAI(未来)」が事業コンセプト。敷地の北側に安全対策が必要な斜面地があり、そこを安全な緑地公園にするほか、敷地の東側に宅地、西側に緑地と駅前広場をそれぞれ作る。複合ビルはRC一部S造で総専有面積は2万3158㎡。内訳は住宅が1万9092㎡、商業・公共施設が4066㎡など。居住や商業、子育て、教育・文化などの機能を盛り込む。
計画地から北東方向へ約1・5㎞の場所ではJR常磐線・北小金駅南口東地区の市街地再開発事業が動く。9月に松戸市から都市計画決定を受けた。同駅南口の開発用地を南北2つの街区に分け、組合施行の第一種市街地再開発で合計300戸程度の住宅や商業施設、駐車場などが入る複合ビルを建設する。25年度以降に着工し、28年度の竣工を目指す。野村不動産と長谷工コーポレーションが参画している。
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