サンケイビル、ホテルを再びオフィスに―コロナ禍受け2物件をコンバージョン

 サンケイビルは、既存ホテルをスモールオフィスにコンバージョンする。オフィスビルを取得して5年以上前にホテルとして開業した建物を再びオフィスに変更。ホテルライクなラウンジなどを備えたクリエイティブオフィスに仕上げる。3月にオープンする。
 コンバージョン後のホテルは東京メトロ日比谷線・秋葉原駅から徒歩6分の「GLEAMS AKIHABARA」(東京・千代田区)と都営新宿線・馬喰横山駅から徒歩2分の「GLEAMS NIHONBASHI」(東京・中央区)。秋葉原の物件は同社が展開するゲストハウス型ホテル&ホステル「GRIDS」シリーズとして15年4月に、日本橋の物件は16年1月にそれぞれ開業した。インバウンドが急増していた時期に稼働を続けていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で国内外の旅行者、出張者が激減したため、昨年8月末で営業を終えていた。
 一方、近年ではスモールオフィスの需要が旺盛になってきており、コンバージョンによってこうした需要の変化に素早く対応する。ラウンジや会議室、屋上の「スカイテラス」などの共用施設を併設し、専有部は、シャワーブースを備えたホテルの客室を生かした区画(19・65~58・20㎡)や水回りを含めて1フロアを専用できる区画など複数のプランを用意した。
 企画・設計・運営・貸主は㈱リアルゲイト。先行募集フロアの賃料は秋葉原が11万9000~71万4000円(区画面積19・65~119・99㎡)、日本橋が13万1000~67万9000円(17・31~119・45㎡)。広告関係やIT関係、周辺企業の移転のほか、リモートワークでの入居需要を想定する。

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