三井不動産は、東京・中央区の日本橋室町三井タワーに、国際的社交クラブ「東京アメリカンクラブ日本橋」を誘致し、3月31日に開業した。東京アメリカンクラブは93年の歴史を誇るが、サテライトクラブを開設するのは初めて。国際的社交クラブをオフィスビル内にテナントとして誘致するのもデべロッパーでは初だという。
同クラブは1928年に有楽町で創立し、丸の内を経て1954年に港区麻布台に移転した。10年前には麻布台で再構築が完了。現在約4000人の会員を抱えており、会員の国籍は約60カ国に上る多国籍なクラブとして運営されている。いわゆる「シティクラブ」や「カントリークラブ」は米国の主要な都市にはあるが、日本には少なく、サテライトクラブを開設するに当たり、米国と日本の文化の融合を図る狙いから日本橋を選んだ。同タワーの6階(500坪)に設け、「大きな家」をコンセプトにアットホームなコミュニティと空間の創出を目指した。デザインは建築家の吉本大史氏が担当した。
ラウンジ・バーには米国産ワインを豊富に取り揃え、アメリカンをベースとした食事を提供するレストランのほか、フィットネスセンターには有酸素運動機器、筋力トレーニング、フリーウェイト、ドライサウナ、ジャグジーバスなどを備える。プライベートダイニング・ミーティングルーム「1673」(収容人数16人)も利用可能。麻布台のメンバーもサテライトクラブを利用できる。平日の午前6時から午後11時まで営業し、日本橋の入会金は期間限定で50万円、保証金10万円、月額費はシングルの場合1万5000円、カップルで2万2500円。(日刊不動産経済通信)
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