インタビュー レジとホテルの複合運用で成長目指す 東京に軸足、コロナ禍の苦境で知見蓄積 トップインタビュー・橋野宜恭リアテクノロジーズ社長 (提供 日刊不動産経済通信) ―コロナ禍が続く。事業の現況を伺う。 橋野氏 ホテルとレジデンスの複合形態である「レジホ」を東京と京都、大阪で合計15棟380室、運用している。当社の中心顧客である20、30歳代の若い層はコロナ禍を必要以上に恐れない傾向があり、最近は予約のキャンセルが増えにくくなってきた。この2年で訪日... 2022年3月4日
マンション 首都圏マンション 需給ともに好調 価格は最高値更新 2022年は3.4万戸 再開発タワーが市場をけん引 不動産経済研究所 企画調査部 主任研究員 松田忠司 供給3万戸台に回復、販売も好調価格は最高値を更新 2021年は需給ともに好調が続いた1年だった。発売戸数は3万3636戸と、前年の2万7228戸から23.5%増加して2年ぶりに3万戸台に回復、コロナ禍前である2019年の発売戸数(3万1238戸)も上回った。また初月契約率の平均は73.3%と前年比7.3ポイントのアップ... 2022年3月3日
インタビュー シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く③ 中古戸建て成約数が過去最高 LIFULL HOME'S 総研 中山登志朗・副所長 チーフアナリスト &LIFULL HOME'S 住まいの窓口 高瀬一輝 総務省の21年住民基本台帳人口移動報告によると、都道府県別で転入超過となった都道府県は東京都など10都府県だった。ただし東京都は転入超過数が最も縮小(2万5692人)し、23区に限っては5000人以上が転出した。不動産情報サイト各社の調査でも「人気の街」に郊外の駅がランキングされることは珍しいことでもなくなっている。一方... 2022年3月2日
特集/コラム 原油高ショックの不都合な真実 第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト 永濱利廣 輸送費用などすべてのコストを含めて円換算した原油価格が、過去最高値圏に張り付いている。 国内のエネルギー価格を測る上で重要な原油の「入着価格」が、上昇を続けているのだ。原油の入着価格とは、ドル建ての原油価格に為替や運賃、保険料を加味して1キロリットル当たりの円建て価格を算出したものである。 高値圏にある背景には、原油価... 2022年2月25日
特集/コラム 【地域活性化】 なぜ三重県関宿は開店ラッシュなのか―歴史的町並み保存に民間の力を活かせ― 作家・五感生活研究所 代表 山下柚実 「伝統的建造物群保存地区」という制度について耳にしたことがある方は多いのではないか。1975年に創設された町並みを保存・継承する国の支援策だ。文化財保護法の改正により歴史的町並みを「文化財」として捉え直したことが契機となった。 中でも特に価値の高いものを「重要伝統的建造物群保存地区」(重伝建)に選定。当初は全国でたった7... 2022年2月11日
戸建/仲介/賃貸管理 シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く② 麗澤大学経済学部客員教授・大東建託賃貸未来研究所所長 宗健氏に聞く シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く①より続く コンパクトシティは自然と形成されるもの 全国的に地域の中心にあった商業施設、デパートが潰れている。しかし潰れるということは、地域の人から支持されていなかったということだ。他方で自動車でアクセスできる、郊外のショッピングセンターに人が集まっている。中心部のデパ... 2022年2月11日
特集/コラム ドバイ万博開幕 大阪府立大学研究推進機構特別教授/株式会社橋爪総合研究所代表 橋爪紳也 1年遅れでスタート 新型コロナウィルスの世界的に感染拡大が継続するなか、巨大イベントの開催に関して、さまざまな制約が続いている。わが国にあっても、第5波の収束を受けて、人数制限の緩和がなされつつある。今後、ウイズコロナの時代に向けて、ワクチン接種者の受け入れに関する社会実験など、新たなイベントのあり方について模索が続... 2022年2月10日
特集/コラム 過渡期としての2022年 東日本国際大学客員教授 森田浩之 続く不透明感 個人の行動にかかる日本の今後 個人的な感覚だが、2022年を迎えるにあたり、今年は例年のわくわく感がなかった。かといって、昨年初ほど沈滞した雰囲気でもない。むしろこの2年くらいの低空飛行に慣れてしまったということだろう。 2020年を目前にした2019年末は、翌年の東京オリンピックが待ち遠しく、新しい時... 2022年2月9日
特集/コラム イメージ具体化の成功例 ―増加する都市ブランディングの重要性(5)―龍谷大学政策学部教授 服部圭郎 都市の歴史が有していた風格を維持・強化する試みは欧州を中心に展開されてきたが、最近では日本の都市でもみられる。例えば京都市の先斗町。鴨川と木屋町通りの間を南北に繋がる京都の五花街の一つである。狭いところでは1.6mという自動車が走行できない道幅がつくりだすヒューマン・スケール、お茶屋や飲食店などの伝統的建造物が建ち並ぶ景... 2022年2月8日
戸建/仲介/賃貸管理 シリーズ;コロナ禍の人口移動、首都圏への流入続く① 麗澤大学経済学部客員教授・大東建託賃貸未来研究所所長 宗健氏に聞く 総務省の21年住民基本台帳人口移動報告によると、都道府県別で転入超過となった都道府県は東京都など10都府県だった。ただし東京都は転入超過数が最も縮小(2万5692人)。東京の人口が伸び悩む一方で、周辺各県は人口流入が続く。神奈川県,埼玉県,千葉県は転入超過で、茨城県,山梨県、群馬県については、前年の転出超過から転入超過へ... 2022年2月8日
インタビュー マンション管理の未来56 トップインタビュー ナイスコミュニティー社長 新井貴己氏(下) マンション管理の未来56 トップインタビュー ナイスコミュニティー社長 新井貴己氏(上)より続く 長期修繕計画を基軸に 専門性を通じたサポート ――国のマンション管理計画認定制度やマンション管理業協会のマンション管理適正評価制度が今年4月からスタートする。どう取り組むか。 新井氏 管理計画認定制度と管理適正... 2022年2月7日
インタビュー 東急、「ドレッセ」タワーマンションを新綱島、武蔵小杉、南町田で展開 面的視点で付加価値ある住宅開発を展開 東急・西村沿線開発事業部長に方針聞く 東急は、新築分譲マンション「ドレッセ」シリーズ初の超高層「ドレッセタワー新綱島」を始め、東急線沿線エリアで注目を集めるタワー物件を相次ぎ分譲する。住宅開発を担う沿線開発事業部長の西村隆徳氏に現在の市況や販売進捗状況、今後の方針などを聞いた。 ―現在のマンション市況は。 西村氏 グ... 2022年2月3日