不動産経済研究所によると、東京23区における2021年8月度の新築分譲マンションの供給は839戸で、前年同月の589戸と比べ250戸、42.4%の増加となった。戸当たり平均価格は1億812万円で前年同月比3,926万円(57.0%)、㎡単価も170.6万円で同50.0万円(41.5%)で、いずれも大幅に上昇している。戸当たりと単価ともに2ヶ月連続の上昇であった。
データ一覧はこちら ⇨ https://fk-online.jp/dataservice
区別に見ると、供給のトップは渋谷区の248戸で、以下は、葛飾区(114戸)、世田谷区(86戸)、江東区(55戸)、大田区(47戸)と続いている。対前年同期比で増加しているのは12区で、江東区(1,000.0%増)、渋谷区(675.0%増)、葛飾区(660.0%増)、文京区(45戸、350.0%増)、練馬区(9戸、350.0%増)などが大きく伸ばした。その一方、目黒区(1戸、97.4%減)、中野区(1戸、93.8%減)、中央区(6戸、90.0%減)、江戸川区(8戸、73.3%減)、台東区(23戸、66.7%減)などは大きく減少し、墨田区は供給がゼロだった。また、戸当たり平均価格が最も高かった区は目黒区の3億2,800万円で前年同月比246.6%の上昇となった。