(提供:不動産経済ファンドレビュー)
●トピック
みずほ信託銀行は7月、2023年の宿泊需要を踏まえホテルへの投資の動向などを公表した。Jリート各社が保有するホテルは収益の改善が進み、平均客室単価(ADR)はコロナ前の2019年を上回る。また、インバウンドの回復も進み、2023年の延べ宿泊者数は16都道府県でコロナ前の水準を超えている。そうした環境を背景に、外資系ホテルの新規開業やリブランドによる店舗網が拡大しており、今後も競争は激化するとみられる。
●解説
ホテルを保有する主要Jリートのホテル運営状況は、著しい収益の改善が見られる。一部の物件を除き稼働率はコロナ前の2019年の水準には及ばないものの、ADRはコロナ前に比べ10~30%上昇し、RevPARは2019年にほぼ近い値から約20%増加まで改善している。
同銀が作成したグラフによれば、ホテル特化型リート5銘柄のうち、2023年の年間で最も高稼働を維持したのはいちごホテルリート(IHR)。ADRは星野リゾート・リート(HRR)がトップ。RevPARではIHRとHRRがほぼ並んだ。
〈続きは「不動産経済ファンドレビュー」で〉https://www.fudousankeizai.co.jp/publicationCatelist?cateId=5&id=22