8月の首都圏新築分譲マンション市場動向・発売戸数は1940戸で2カ月ぶりの増加。都心物件比率増え23区平均価格は1億円超。ー不動産経済研究所
パークコート神宮北参道ザ・タワー(物件HPより)

 不動産経済研究所が16日まとめた8月の首都圏新築分譲マンション市場動向によると、発売戸数は1940戸で、前年同月比16.2%の増加となった。2カ月ぶりの増加。契約率は73.0%で好不調の目安とされる70%を上回った。

 発売戸数は、対前年同月(1669戸)比271戸、16.2%増となり、対前月(1952戸)では12戸、0.6%減となった。初月契約率は73.0%で前年同月比4.5ポイントアップ、前月比では4.7ポイントアップ。直近6カ月間では好不調の目安とされる70%前後をキープしている。

 戸当たり平均価格は7452万円、㎡単価は117.8万円となった。前年同月比では平均価格は1441万円(24.0%)と大幅アップ、㎡単価は24.5万円(26.3%)のアップとなった。前年同月比では平均価格、㎡単価とも2カ月連続の上昇。

 例年8月はマンションの発売が絞られる傾向にあり、今回は渋谷区の高級タワーマンション「パークコート神宮北参道ザ・タワー」の影響が大きく出た。同物件は7月から販売が開始され、調査では8月に186戸を計上した。1物件だけで戸数ベースで首都圏全体の約1割の比率となったことに加え、「パークコート神宮北参道ザ・タワー」の価格は186戸の平均で2億2950万円にも達し、全体の戸数と価格を押し上げた。同物件の契約率は約85%と極めて好調で、東京23区全体の契約率(72.5%)にも影響している。

 なお即日完売物件は「パークホームズ初台ザレジデンス」(1期1次57戸、平均販売価格9241万円、平均倍率2.5倍、最高8倍)、「ガーラ・レジデンス相模大塚駅前」(1期24戸、3707万円、先着順)のほか3物件となった。

供給戸数・契約率は23区と都下、神奈川で増える

 エリア別にみると、戸数が増加したのは23区と東京都下、神奈川県で、埼玉と千葉は減少している(表参照)。契約率も戸数の増減と同じ傾向にある。平均価格は東京23区が1億812万円(57.0%増)。23区の戸数増・契約率アップ・平均価格上昇は先の「パークコート神宮北参道ザ・タワー」の影響が大きい。

 9月の発売戸数は2500戸程度を見込んでいる。

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