三菱地所レジデンスと東急は、東京・渋谷区の松濤・神山町エリアの高級低層マンション「ザ・パークハウスグラン神山町」(55戸、販売は50戸)を分譲する。販売平均坪単価は800万円台後半で、三菱地所グループが販売する分譲マンションとしてはバブル後では最高坪単価になる模様。25日にモデルルームをオープンする。
都心フラッグシップシリーズの「ザ・パークハウス グラン」としては7物件目、渋谷区内では初。高級住宅地として知られる松濤・神山町エリアの第一種低層住居専用地域に立地し、外国人向け賃貸マンションがあった敷地(4000㎡超)に建設する。コンセプトは「別荘in渋谷」で木調ルーバーや間接照明により自然感や温かみのある外装デザインに仕上げる。デザイン監修はフランス人デザイナーで、ギンザシックスなどを手掛けたグエナエル・ニコラ氏の㈱キュリオシティが担当する。
建物はRC造地上4階地下1階建て。専有面積は71・41~160・56㎡、住戸の平均面積は104㎡台。間取りは1LDK~3LDKで、3LDKが大半を占める。第1期では118㎡以上の住戸を販売する予定で、販売価格帯は2・9億~5・8億円台。テラス付き住戸(12戸)や最上階ルーフテラス付き住戸(3戸)もある。主なターゲットは経営者や会社役員、医師、士業のほか、70~80㎡の住戸もあるため共働き世帯も想定する。これまでに約1000件の反響を得た。第1期販売は10月上旬の予定。引き渡しは24年2月上旬。東京メトロ千代田線・代々木公園駅から徒歩9分、東急東横線・渋谷駅からは徒歩11分の距離。(日刊不動産経済通信)