情報処理サービスのプロキシ―(大阪市、中村行良社長)は、賃貸物件の間取り図を早く・安く作成する「まどりマン」のサービス(madoriman.jp)を開始した。同社は25年前より不動産会社から間取り図の作成を受託しており、現在は年間約12万件を作成している。「まどりマン」を利用すれば不動産業者自らが間取り図を作る手間が省かれ、省力化やコスト削減に繋がる。今年度中に月5000件、来年度以降は月2万~3万件の受注を目指す。
間取り図作成のスピードは、「スピード仕上げ」なら、原稿を受け取ってから最速6時間で仕上げる。締切を平日の午前10時と正午に設定、朝に入稿すれば夕方4時に、午前中に入稿すれば夕方6時に、間取り図をデータで納品する仕組み。一方「通常仕上げ」では、締切を午前10時、午後2時、6時に設定し、それぞれ24~26時間後(翌営業日)に納品する。注文はFAXを使わず、まどりマン専用ウェブサイトで24時間対応。会員登録(無料)をしておけば、パソコンやスマートフォン、タブレット端末からデータ添付(PDF、PNG、JPGに対応)方式で、1件でも利用が可能。
料金は4LDKまでの物件なら1件あたり330円から(消費税込み)、5LDK以上や戸建て・メゾネットは660円から。最速6時間の「スピード仕上げ」は、これに1件あたり82.5円(最安値)が加わる。支払いは回数券方式で、20件分が7000円、50件分が1万7000円、100件分が3万3000円。初回に限り3件分1000円のチケットを利用できる。
間取り図は洋室、和室、収納、水回りの4分類ごとに5色を用意し、それぞれ好きな背景色を選んで組み合わせることができるなど、見た目にも拘った。