JR東日本、提携でシェアオフィス全国展開―連携ホテルを増やして136拠点へ拡大
ステーションワーク(JR 東日本HPより)

 東日本旅客鉄道は、シェアオフィス事業「ステーションワーク」を全国136拠点へ拡大する。九州旅客鉄道グループやダイワロイヤルなどホテルとの提携を進めることで、ネットワークを北海道から沖縄まで全国に拡大し、多様なワークスタイルの提案により展開を加速していく。
 JR九州グループとの連携では、九州・沖縄エリアを中心に、13施設で新たに提携する。グループで運営する東京都の2施設と福岡県、大分県、長崎県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県の合計10施設で3月10日から提携を開始した。加えて、新たに整備した熊本県の熊本駅ビルで4月23日に開業する「ザ ブラッサム 熊本」(203室)でも提携を開始する予定。提携によって、北海道の「ホテルメッツ札幌」から沖縄県の「JR九州ホテル ブラッサム那覇」まで日本全国を縦断して展開する事業に成長する。
 ダイワロイヤルとの連携は、東京・神奈川・千葉エリアで展開する全14施設で、8日から順次、提携を開始。2月25日に開業した「ダイワロイネットホテル池袋東口」(143室)など、14施設はいずれも駅から近く利便性が高い立地で、通信環境などを完備した快適に個人利用ができる客室を提供する。
 JR東日本は、23年度中に全国1000カ所でのステーションワークの展開を目標に置く。駅構内やホーム上の個室ブース、駅ビル内のセットアップオフィス、ジムやコンビニでの併設、提携ホテル客室の利用など多彩な形式でシェアオフィス事業を展開。全国で多様なワークスペースを提供することで、新たな働き方のニーズに対応していく。(日刊不動産経済通信

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