東京大学連携研究機構・不動産イノベーション研究センター(CREI)は、「PropTechサポーター会議」のキックオフイベントをオンライン開催した。同会議は、国内外の不動産テックにおける最新事例をもとに国内の発展を考えていくという会で、今後も定期的に開催し、イノベーション企業と有力企業様などとのマッチングも目指していく。東京大学CREIの武藤祥郎・特任教授とデジタルベースキャピタル 桜井駿・代表パートナーがモデレーターを務めた。
「地域イノベーションの創発研究」をテーマに講演・パネルディスカッションが行われた。都市における3Dモデル「国土交通省Plateau(プラトー)」と実務での活用について、内山裕弥・国土交通省都市局都市計画課課長補佐(Project ”PLATEAU”チーム)によるプレゼンに続き、賃貸不動産管理、画像認識、データ分析などの専門家らによるPropTechを通じた地域イノベーションについて討議が行われた。
パネリストには、野口真平・イタンジ代表取締役、手塚健介・WealthPark取締役CBO、木村幹夫・トーラス代表取締役、谷山智彦・ビットリアルティ取締役副社長が登壇し、国交省の内山氏も交え、地方の過疎化を防ぐ施策として、エコシステムの必要性や、PropTech を通じた流動性向上・課題解決の可能性について議論した。