住宅生産振興財団、羽生市の分譲地を開業―全84区画、積水化学とトヨタHが参画

 住宅生産振興財団は、埼玉県羽生市で開発中の分譲地「アルコガーデン羽生岩瀬」(84区画)のお披露目会を行った。開発には積水化学工業住宅カンパニー傘下の東京セキスイハイム(54区画)と、トヨタホーム傘下のトヨタウッドユーホーム(30区画)が事業者として参画。販売価格は建築条件付き土地が825万円(参考坪単価15万円台)から、分譲住宅が4380万円(同132万円台)から。 
 「羽生岩瀬」(羽生市大字中岩瀬)は市の都市計画に基づく土地区画整理事業地で、東武伊勢崎線と秩父鉄道の羽生駅から徒歩約15分。近隣には大型商業施設など生活基盤が揃う。昨年11月からの販売で、セキスイハイムが1区画、トヨタが8区画を成約済み。土地所有者が委託者兼受益者、所有者でつくる一般社団法人が受託者となる家族信託を用い、一般社団法人から事業者に土地を売却して開発した。住宅生産振興財団としては、初の事業スキーム。
 提案する戸建て住宅は、セキスイハイム東京が鉄骨ユニット造で太陽光発電システム、HEMS、蓄電池を標準採用するスマートパワーステーション(参考坪単価70万円台から)。トヨタは、トヨタウッドユーホームのツーバイフォーモデル(同50万円台)とトヨタホームさいたまのS造(同60万円台)モデル。主に近隣地域の購入検討者に訴求しており、最も一次取得層向けの価格帯のトヨタウッドユーホームの区画が6区画成約済みと先行している。街区には幅員約5mの歩行者専用道路「愛藍プロムナード」と居住者専用フットパスを設置し、公道は無電柱化。植栽も充実させる。お披露目会には河田晃明・羽生市長、釜谷智弘・住宅生産振興財団専務理事らが参加し、テープカットを行った。(日刊不動産経済通信)

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