不動産会社で生成AIの利用希望は6割―いえらぶ、使用している会社はまだ1割

(提供:日刊不動産経済通信)いえらぶGROUPは、「住まい探しにおける生成AIの利用状況調査」の結果をまとめた。ChatGPTなど生成AIについて業務で使いたいかを尋ねたところ、不動産会社は合計59・3%が使いたい意向を示した。一方、業務に使っているかを訊くと、「使用している」は合計11・7%にとどまった。調査は、エンドユーザーから1738件と不動産会社から479件の計2217件の有効回答を得た。

 不動産会社が業務で生成AIの利用への不安を質問すると、まだ生成AIを使っていない会社からは、最多の回答が「使いこなす自信がない」44・7%で、続いて「情報の精度」が43・0%、「お金がかかりそう」が37・1%だった。生成AIを既に使っている会社は不安点として「情報の精度」が53・6%で最多。ただし、続く回答は「不安を感じることはない」が26・8%だった。他に「個人情報の保護」が25・0%で不安として挙げられている。

 エンドユーザーへのアンケート結果でも生成AI利用の不安点として、「情報の精度」が62・5%で最多、「個人情報の保護」が46・8%と続いた。調査では、「生成AI特有の『学習情報が古く最新情報を誤る場合』や『もっともらしい噓』が実際の大きな課題」として、不動産を始めとした知識を持つ人間による監修が重要と捉えている。

 不動産会社が生成AIに期待する機能は、「文章作成」が51・1%で最多、「業務量の削減」が40・5%、「物件探しの補佐」が38・2%だった。また、エンドユーザーが生成AIに期待することは、「おすすめ物件の提案」が59・8%で最も多かった。続いて「内見予約」40・0%、「来店予約」38・1%だった。

コメントをどうぞ
最新情報はTwitterにて!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめ記事