諸戸の家、東京でも富裕層向け戸建分譲―3億円からの高級路線、年度内に2棟を

名古屋市で富裕層向けに特化した戸建て分譲住宅事業を展開する諸戸の家(三重県桑名市、松本浩二・代表取締役CEO)は、このほどに東京第一事業所(東京・千代田区)を出店し、東京に進出した。世田谷区や目黒区を中心に事業化し、年度内は2棟の販売を目指す。

 同社は、諸戸財閥の事業承継から始まった独立系事業者で、名古屋市では9000万円から2億円ほどの価格帯、延床面積50坪以上で駐車場付きの戸建て分譲を年間20棟規模で販売しており、47年間の累計販売棟数は約5000棟。21年4月期は、過去最高の営業利益を更新した。案件ごとにプロジェクトリーダーが付いて用地取得から一貫して担う体制と、社内大工組織「諸戸組」による高い施工力、販売後の購入者向けイベントやコミュニティづくりなどで独自の事業を構築。高級外車や家具事業者とも連携し、提案の充実や購入者のコミュニティづくりに生かしている。

 戸建て住宅は木造軸組とパネル工法を用い、最大約5mの天井高でつくる大空間や、高級木材などを多用した内装デザイン、各種外装材を複合的に利用した表情のあるモダンデザインの外観などが特徴。  

東京では3億円から5億円の販売価格で、23年度は10棟の販売を目標に事業を進める。事業所(千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビル6階、吉川政弘・東京第一事業本部長)の来客空間はショールームを兼ね、石材壁や高級家具・照明、木質素材を張った天井など実際に戸建て住宅で提案している内装とした。松本社長は「培ってきた歴史と根拠のある建物をもとに当社が提案する家と住環境を、東京のお客様に新たな選択肢として加えていただきたい」と抱負を話す。(日刊不動産経済通信)

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