三井不動産レジデンシャルは14日、地上39階建ての新築分譲マンション「パークコート渋谷 ザ タワー」(東京・渋谷区、503戸)を報道陣に公開した。渋谷区役所の建て替え計画の一環で建設した70年の定期借地権マンション。販売対象は353戸で、既に売り出した300戸はほぼ完売し、販売平均坪単価は781万円に上った。年明けから残る約50戸を販売していく。
渋谷の繁華街至近ながらも高台に位置する落ち着いたエリアで、目の前には代々木公園や明治神宮の緑が広がる。上層に向かって広がる曲線状のシンボリックな外観が特徴。建物の規模は地上39階地下4階建てで、間取りは1R~3LDK、専有面積は40・01~208・89㎡。1~2階にかけてスパイラル状に続くラウンジや上層階のビューラウンジ、パーティールーム、コワーキング、ゴルフラウンジ、スクリーニングルームなど多彩な共用施設を配置した。
18年10月以降の来場は1800件前後。購入者の大半は経営者。購入目的は実需が6割、投資、セカンドハウスなどが4割の割合。定借マンションは減価償却のメリットが大きく、購入者の評価ポイントも立地や将来性と並んで節税メリットが挙げられている。賃貸に出した場合、直近の相場だと4%台の利回りが見込めるという。販売対象外の150戸に関しては、分譲するか同社が所有し賃貸するか検討中。
最高価格は地上39階、専有面積208㎡の住戸で15億2500万円。坪単価に換算すると約2400万円。販売状況は好調で、歩留まりも高い水準だったという。
2020/12/15 日刊不動産経済通信
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