近畿圏(2府4県)の4月のマンション供給戸数は前年同月比5・0%増の1148戸となり、3カ月ぶりに前年実績を上回った。 供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が122・4%増の407戸と大幅に伸びたほか、大阪府下が23・8%減の230戸、神戸市部が39・5%減の181戸、兵庫県下が51・0%減の77戸、京都市部が84・4%増の177戸、京都府下が14・3%減の24戸、滋賀県が316・7%増の50戸、和歌山県が100・0%増の2戸となっている。 初月契約率は前年同月比2・2㌽ダウンの59・8%と、5カ月ぶりに好調ラインの70%を下回った。ただし、ファミリー物件のみの契約率は70・3%。 平均価格は25・6%下落の3983万円。㎡単価は5・5%下落の73・2万円。平均価格は3カ月ぶりのダウン、単価は6カ月ぶりのダウン。価格の大幅下落は4月の発売戸数の約3割が面積の狭い都市型コンパクト物件だったためで、前年同月はなかった。
4月末時点の販売在庫は3691戸で、前月末比23戸の減少、前年同月末比では183戸の増加となっている。 5月の供給は1100戸程度となる見通し。