(提供:日刊不動産経済通信)ケネディクス・オフィス投資法人(KDO)とケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人(KDR)、ケネディクス商業リート投資法人(KRR)の3者は13日に合併契約を交わした。11月1日を効力発生日としてKDOがKDRとKRRを吸収合併する。資産規模はJリート第3位の1兆1498億円、物件数は第1位の350物件となる。
資産運用会社は3者ともケネディクス不動産投資顧問。合併により各投資法人が取得してきた中規模オフィス、居住用施設、ヘルスケア施設、商業施設などを運用する統合型リートに転換する。取得余力も拡大し、LTV上限50%の場合で1557億円に達する。物流施設と宿泊施設への投資も進める方向だ。ケネディクス不動産顧問の運用担当者は「セクターをまたぐことで投資機会が増えるのが最大の利点。持続的な成長につながる。これまでできなかったオフィスのPOも前向きに考えたい」と話す。決算期は4月と10月。スポンサーのケネディクスによるセイムボート出資比率は3・36%。