野村、東京・仙川のシニアレジ8月開業―23区内初、シリーズ最大の「オウカス」

(提供:日刊不動産経済通信)野村不動産と野村不動産ウェルネスは入居者の自立を促す賃貸シニアレジデンス(サービス付き高齢者向け住宅)の第6弾となる「OUKAS(オウカス)世田谷仙川」(186戸)を8月20日に開業する。オウカスを東京23区内に展開するのは初めてで、施設規模は延床面積1万1521㎡と同シリーズで最大。3月に完成した複合開発エリア「世田谷キューズガーデン」の南端にRC造4階建ての施設を整備。単身者向け65戸と2人入居可の121戸を用意する。
 約9haの複合開発エリアにシニアレジや新築分譲マンション、医療モール、スポーツ施設などを設けた。第一生命保険と丸紅都市開発、相互住宅、NTT都市開発、野村不動産の共同事業。野村不動産が手掛けた「オウカス世田谷仙川」は京王線・仙川駅徒歩14分の立地。間取りは1K~2LDK、専有面積20・04~60・60㎡。駐車場は19台。大浴場や食堂、フィットネス室、カラオケ、シアター室など共用施設を充実させた。所在地は世田谷区給田1-1-11。
 オウカスは独自の運動プログラムや食事、コミュニティ支援に力を入れたサ高住で、栄養士や生活相談員らが入居者をケアする。自然とのつながりを重視した外構や建物デザインなどが特徴。17年10月に初弾の「船橋」を開業して以降、吉祥寺や日吉などに開発実績がある。2月には埼玉の志木にも開業した。
 同じ敷地に丸紅都市開発と相互住宅がファミリー向けマンション「グランスイート世田谷仙川」、NTT都市開発が学生用レジデンス「ウエリスアイビー世田谷仙川」を建設した。スポーツやアート、教育、環境配慮などの切り口で開発区域の交流を促す。

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