三井不、大阪で住宅とホテルの複合開発―分譲Mは513戸、27年開業へ工事着手

(提供:日刊不動産経済通信)三井不動産レジデンシャルと三井不動産、三井不動産ホテルマネジメントは大阪市北区堂島浜2丁目で自社グループで初の試みとなる新築分譲マンションとホテルの複合開発事業に乗り出す。堂島川沿いの旧古河大阪ビルディング跡地に、総戸数513戸の分譲マンションや客室数220室のホテル、飲食店などで構成する40階建ての複合ビルなどを建てる。ホテルは大阪府で2件目の「三井ガーデンホテルズ」プレミアシリーズ。1日に着工した。27年春の竣工を目指す。
 開発地は大阪市北区堂島浜2-4-1ほか。堂島川北岸に位置し、敷地面積は5755㎡。立地はJR東海道本線・大阪駅徒歩11分、大阪メトロ四つ橋線・西梅田駅徒歩6分など。施設規模はメインの高層棟がRC造地上40階地下1階建て、低層棟がRC一部S造地上4階地下1階建て、アネックス棟がS一部RC造2階建て。建物の高さは約161m。
 メイン棟の25~31階にホテルを入れ、ホテルを挟む形で上層階と低層階にマンションを配置する。2階に共用のラウンジやホール、24階にスパ施設などを置き、川沿いにラウンジなどの別棟(アネックス棟)を作る。住戸の間取りは1LDK~4LDK。全戸にトランクルームが付く。販売価格は現時点で未定だが、不動産経済研究所が提供するマンションデータシステム「ブレイン」によると、計画地周辺の新築分譲マンションの販売推計坪単価は約413万円と出ている。
 一方、ホテルの客室は平均30㎡以上を確保。レストランやバー、フィットネスジムなども配置し、観光とビジネス両方の需要を取り込む。建物全体の電力を実質再生可能エネルギー100%の一括受電で賄う。設計・施工は清水建設が手掛ける。

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