不動産経済研究所が23日に発表した4月の首都圏新築分譲マンション市場動向によると、発売戸数は2426戸で対前年同月(2089戸)比337戸増えて16.1%増となった。晴海の「HARUMI FLAG」(パークビレッジ、サンビレッジ)や練馬区上石神井の「ブリリアシティ石神井公園アトラス」など大型物件を計上したことによるもの。ただし対前月(2492戸)比では66戸減って2.6%減となっている。
初月契約率は79.6%で、前年同月比6.0ポイントアップ、前月比では4.4ポイントアップ。初月契約率は3ヶ月連続で7割を超えた(3月75.2%、2月73.3%、1月58.4%、’21年12月73.5%、11月79.9%、10月71.4%)。
戸当り平均価格は6291万円、1㎡当り単価は93.7万円。前年同月比では平均価格は1473万円(19.0%)のダウン、㎡単価は18.8万円(16.7%)のダウン。前年同月比では平均価格、㎡単価ともに4ヵ月ぶりのダウン。前年の4月に三井不動産レジデンシャルが分譲した千代田区四番町の物件(平均価格約2.3億円、坪約900万円)を162戸計上したことによる反動によりマイナスとなったもの。加えて比較的単価の低い「HARUMI FLAG」の計上も影響した。
ブリリアシティ石神井公園アトラスは一期販売(1次・2次)で175戸発売、160戸に登録申し込みが入った。
販売在庫数は4月末時点で5475戸。前月末比406戸減(22年3月末5881戸、21年4月末7,017戸)。
即日完売物件(3物件392戸)
- HARUMI FLAG PARK VILLAGE 第一工区 2期 147戸 中央区 7,933万円 95.2万円 平均6.6倍 最高69倍
- HARUMI FLAG SUN VILLAGE 第一工区 1期2次 242戸 中央区 6,398万円 85.3万円 平均6.6倍 最高69倍
来月の発売戸数予測
5月の発売戸数は2,500戸程度の見込み(’21年5月2,578戸、’20年5月393戸、’19年5月2,206戸、’18年5月2,462戸)。