天神ビッグバン初弾の「天神ビジネスセンター」が竣工式、坪3万で9割成約
天神ビジネスセンター(物件HP)

 福岡市の最新鋭オフィスビル「天神ビジネスセンター」が9月30日に竣工し、4日午前より竣工式が執り行われた。天神ビッグバンの初弾、かつ福岡市内のテナントオフィスビルとして初の坪3万円台のビルとして注目を集め、NECグループやジャパネットたかたなど国内の大手企業や米大手ITなどの入居が決まり、4日時点で全体の9割の床を埋めた。

 天神ビジネスセンターは、地下鉄空港線天神駅直結(徒歩1分)、西鉄福岡駅徒歩5分。地上19階、地下2階建(高さ約89m)、敷地面積3917㎡、延床面積約6万1000㎡。免震構造のオフィスビルで、ワンフロア最大面積2368㎡という大規模な整形・無柱空間を実現した。

 福岡で過去最高額となる坪3万円で募集、コロナ禍においても成約価格をほぼ下げることなく、貸床面積の9割のリーシングに成功した。日本電気(NEC)が九州のNECグループ7社を集約し、天神ビジネスセンターのうち3フロアに入居する。NECではニューノーマルを見据えた新オフィスとして、執務スペースは各社の営業・SE・開発・スタッフなど職種に限定せずフリーアドレスで共同利用できるようにする。この他オープンミーティングスペース、ミーティングブース、カジュアルソファー、集中作業用の個室やブース、カフェラウンジも整備する。

 同ビルにはこのほか、ジャパネットホールディングスが 3フロアに入居する。ジャパネットは福岡地所より入居3フロアを区分購入している。もともとジャパネットは自社使用目的で天神付近の不動産の取得を検討しており、今回、天神ビジネスセンターの一部を購入することにした。天神地区における他のジャパネットの拠点からの移転はなく、新設となる。他にIT関連で米大手IT企業のほか、デジタルPRのソーシャルワイヤー(東京・港)などが入居する。

天神交差点付近 左奥が天神ビジネスセンター 手前は工事中の福ビル街区建て替えPJ

 事業主は福岡地所。天神地区のオフィスビル地区の再開発計画「天神ビッグバン」の第1号案件として、天神セントラルプレイス(旧・福岡三和ビル)の建替え計画として進められ、隣接ビル(西日本ビル、福神ビル、福岡日興ビル、因幡ビル)と合わせて一体開発された。竣工式には 事業主の福岡地所のほか高島宗一郎・福岡市長らが参列、テープカットなどが執り行われた。

 福岡における都市再生プロジェクトでは、天神周辺の「ビッグバン」以外に、博多駅付近の「博多コネクティッド」も進行中。ただし博多の初弾である「博多駅東一丁目計画」(22年8月竣工予定)は現状2割弱の成約とみられ、福岡のオフィス市場も明暗が分かれている。

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