東建ら、関西初の敷地売却制度で建替え

(提供：日刊不動産経済通信）東京建物と阪急阪神不動産が事業協力者として参画する大阪府箕面市の「みのおサンプラザ１号館」の改築事業が本格的に動き出した。マンション建替え円滑化法の「敷地売却制度」を関西圏で初めて適用。箕面市が底地を持つ70年の定期借地権付き複合マンションとして再生する。27年春の竣工を目指す。４～11階の住宅（１０９戸）を両社で分譲する計画だ。
　築44年と老朽化した阪急箕面線・箕面駅前の再開発ビルを建て替える。15年の耐震診断で耐震性不足が判明し、建て替えが決まった。来夏に解体を始め、25年秋に本体工事に着手する。完成後は今の区分所有者である箕面市が１～３階の大部分を再び取得する。建て替え後は11階建て・延床面積約１万７６００㎡のビルになる。住宅のほか店舗や公共施設などが入る。東京建物は「ブリリア多摩ニュータウン」（総戸数１２４９戸）を始め、各地に建て替えの実績がある。