近畿圏(2府4県)で21年1年間に新規発売された分譲マンション戸数は、前年比24・7%増の1万8951戸となり、コロナ前の水準を回復した。初月の月間平均契約率は、前年比1・9㌽ダウンの69・8%。12年ぶりに好調ラインの70%を下回っている。
エリア別の発売戸数をみると、大阪市部が前年比10・3%増の6525戸、大阪府下が22・9%増の3901戸、神戸市部が70・1%増の2442戸、兵庫県下が42・8%増の2809戸、京都市部が47・2%増の1528戸、京都府下が67・9%増の581戸、奈良県が60・3%減の208戸、滋賀県が39・7%増の848戸、和歌山県が42・3%減の109戸。 平均価格は前年比9・1%上昇の4562万円、㎡単価は8・7%上昇の75・1万円。平均価格は4年連続のアップ、単価は9年連続のアップ。平均価格は91年(5552万円)以来の高値、㎡単価は73年の調査開始以来の最高値となった。
平均専有面積は0・4%拡大の60・70㎡。21年12月末現在の販売在庫は前年末比22・4%増の4400戸。このうち建物竣工済みの完成在庫は7・3%増の1363戸。 なお、22年の新規発売戸数は前年比2・4%減の1万8500戸程度となる見通し。