AREA MARKET「千代田区」供給増加300戸台・坪単価700万円超
不動産経済Focus&Research

 千代田区では、この1年(2020年11月~2021年10月)に323戸(前年同期276%)が発売された。区全体を飯田橋周辺で東西に分けて供給動向および単価・面積・総額をまとめた。地区別の供給は東部133戸(同182%)、西部190戸(同432%)。東部では、明和地所「クリオ千代田御茶ノ水」(全32戸)および住友商事「クラッシィハウス大手町」(1期1次~2期46戸)の発売により増加。西部では、三井不動産レジデンシャル「パークコート千代田四番町」(全168戸)の発売により大幅増。企業別では、三井不動産レジデンシャル(190戸)、住友商事(46戸)、明和地所(32戸)が供給上位3社。

 千代田区全体の平均坪単価は702.2万円(前年同期比193.2万円上昇)、平均専有面積は69.53㎡(同19.25㎡増)、総額は1億6316万円(前年同期208%)。地区別の坪単価は、東部505.5万円(前年同期比25.9万円上昇)、西部839.9万円(同138.7万円上昇)。面積は、東部47.27㎡(同1.89㎡減)、西部85.11㎡(同19.55㎡増)。総額は、東部7326万円(前年同期101%)、西部2億2608万円(同203%)。東部での面積の減少は、前期に供給された、相鉄不動産、他1社「グレーシア千代田秋葉原」(3期1次~最終期16戸、94.64㎡)が今期供給のなかった90㎡を上回る物件であったため。西部での価格の上昇と面積の増加は、前述の、三井不動産レジデンシャル「四番町」(坪850.8万円、面積86.50㎡、総額2億3335万円)が坪800万円、面積80㎡、総額2億円を上回る物件であったことによる。

 住戸タイプ別の比率は、3LDK(シェア11→47%)はアップ、1R~1LDK(同43→23%)、2LDK(同46→30%)はダウン、前期供給のなかった4LDKは今期1戸供給。価格帯別では、7000万円超(同53→79%)はアップ、3000万円未満(同1→0%)、3000万円台(同5→0%)、4000万円台(同12→11%)、5000・6000万円台(同29→10%)はダウン。

 合計873戸の計画があるものの発売時期が決定しているのは小中型3物件のみと、今期増加した供給は、来期は減少する可能性が高い。今期上昇し、700万円を上回った坪単価も注目。

千代田区の今後の計画物件 [マンション](全データは2021/12/8 不動産経済Focus&Research に掲載)

物件名(仮称)売 主所在地価格(万円)戸数*販売時期
     
大手町Ⅱ計画住友商事内神田1-3-554
内神田二丁目プロジェクトプロパスト内神田2-11-1711
内神田2丁目計画コスモスイニシア内神田2-11-2117
西神田2丁目増築計画日本エスコン、東方学会西神田2-2-774
東神田1丁目計画京葉テクニカ東神田1-18-2516
神田佐久間町4丁目計画プロパスト神田佐久間町4-916
神田神保町一丁目22計画三菱地所、新都市企画神田神保町1-22-220
神田神保町一丁目24計画三菱地所神田神保町1-24-140
神田神保町1丁目計画プロパスト神田神保町1-38-319
神田神保町2丁目計画サンウッド神田神保町2-10-3233
神田須田町計画サンケイビル神田須田町1-20-137
神田須田町二丁目計画大京神田須田町2-19-134
パークリュクス神田三井不動産レジデンシャル神田多町2-3-7未定5521.12.上

2021/12/8 不動産経済Focus&Research

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