日本通運、東京・港区の旧本社ビルを732億円で売却

日本通運は21日、同社が所有する東京・港区汐留の固定資産の譲渡を決めた。これまで旧本社事務所として利用していた土地建物で、売却額は732億円。売却先はミネベアミツミ(長野県北佐久郡、貝沼由久・代表取締役会長兼社長執行役員)。来年4月15日に引き渡す。

 日本通運は19年に定めた「日通グループ経営計画2023~非連続な成長“Dynamic Growth”~」において掲げた「非連続な成長戦略」の実現に向け、グローバル対応強化のためのM&A推進資金の創出、およびバランスシートのスリム化を進める一環として、ノンコア事業の整理を進めている。不動産については資産売却・流動化等を積極化、今回の譲渡はその一環として決定したもの。企業価値の更なる向上へ、得られる資金を有効活用していくとする。

 同ビルは03年竣工、港区東新橋 1-9-3に所在。地上28階建て・地下4階建てで、高さ約137m。土地面積5,518.54 ㎡ 延床面積5万3078.82㎡。現本社ビルは21年9月に完成しており、12月に本社移転していた。


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