IHIは、横浜市金沢区に所在する遊休土地を有効活用し、最先端の物流施設を整備、物流施設の賃貸事業を行う。同地で物流施設事業を開始するにあたり共同事業者に野村不動産を選定、土地の所有権持分を来月と来年3月の2回に分けて売却する。
譲渡する資産は横浜市金沢区昭和町の土地持分2万1800坪。約99億円の譲渡益を計上する。土地は16年に事業譲渡したIHI建機の事業所跡地。敷地東側を首都高速湾岸線および湾岸道路に接し、金沢シーサイドライン・南部市場駅からほど近い。固定資産の譲渡はプロジェクトの進捗に合わせて22年3月および23年3月の二回に分けて実行する。22年3月期お及び23年3月期の連結決算においてそれぞれ、その他の収益約49億円を計上する予定。
IHIは昨年6月、神奈川県綾瀬市に所在するグループの技術教習所跡地を有効活用し、三井不動産と共同でマルチテナント型物流施設「MFLP東名綾瀬」に着工するなど、物流施設賃貸業を本格化させている。