リスト、中国のECサイトで不動産販売 恒大ショックで商機、高級レジ順次掲載

 

 リストグループ傘下のリストインターナショナルリアルティは、中国の大手ECサイトを通じて日本の不動産を現地で売る取り組みを始めた。EC大手のListingCoと業務提携契約を交わし、中国ではアリババのサイトに次ぐシェアを持つ「JD.com」で11日から高級レジデンスを販売している。恒大ショックで経済減速への不安が広がるなか、現地の富裕層らが安定した日本の不動産を買う動きが強まるとみてECでの不動産販売に乗り出した。

 リストによると日本の不動産会社が扱う物件が「JD.com」に掲載されるのは今回が初めて。現時点でリストの掲載物件は2件だが、同社が日本国内で扱う不動産のなかから段階的に掲載点数を増やしていく。他社から仲介や媒介を請け負った物件も順次サイトに載せる方針という。  

 日本の不動産は安定性や流動性の高さで中国を含む海外投資家らに人気だが、コロナ禍で国境をまたぐ不動産の売買が物理的に困難になっている。リストはECサイトによる現地販売で移動のハードルを越え、現地に蓄積した不動産需要を取りにいく考えだ。

 サイトで集客し、Listing社を介して販売手続きを行う。「JD.com」は家電や家具、生活雑貨、書籍などを扱う人気サイトで、17年から中国国内の不動産を扱い始めた。今年8月からは海外の不動産も掲載するようになった。リストは17年9月に不動産仲介の営業拠点を香港に開設し、中国の富裕層などに日本やハワイなどの高級物件を販売している。海外には香港のほかフィリピン、シンガポール、タイ、ハワイにも営業拠点がある。(日刊不動産経済通信

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