(提供:日刊不動産経済通信)ツクルバが運営する中古住宅のオンラインマーケット「カウカモ」が昨年12月に実施した、マンション購入を希望する1都3県在住の300名へのアンケートによると、中古マンションを含めて検討する層は56・7%と過半数を占めた。一方で、「中古の住まいに抵抗感がある」と答えた層は65・7%と高い割合だった。中古マンションの購入希望者170名のうち、71・8%がリノベーションマンションも検討に含むとして、新しい設備などへの関心が高いことが分かった。
調査結果では、購入を検討するマンションについて「新築のみ」の回答が43・3%、「新築・中古両方」が37・0%、「中古のみ」が19・7%だった。中古マンション購入希望者の検討理由は、「値段の手ごろさ」が72・4%と最も多いほか、「特定エリアでの選択肢の多さ」53・5%、「管理状態が確認できる点」38・2%などが多く挙がった。懸念や不安点では、「安全性や管理状態が分からない」48・2%、「良い中古物件の見極め方が分からない」47・1%などと、選ぶ際の不安感を抱いている層が半数近くだった。
中古マンション購入希望者にリノベーションマンションの購入を検討するかを訊いたところ、「興味があり、購入を検討する」が71・8%と高く、新しい設備や内装・デザインを魅力的とする回答が多く集まった。将来的に、「今回購入する住まいを売却する予定」を質問すると、20歳代は42・6%、30歳代は29・3%が5年程度までの売却を予定。若い層ほど短期間での売却・住み替えを前提に住まいを探す姿勢がうかがえた。ツクルバは、中古マンションの選び方の知識や考え方の啓発と、売却・住み替えの知識の啓発やスムーズに行うサービスの充実が必要だとしている。
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