小田急電鉄は16日に、東京・世田谷区の下北線路街で都市型ホテル「マスタードホテル下北沢」(60室)を開業する。運営は、グリーニング(東京・渋谷区、桐川博行代表)が担う。6月に開業した店主の顔が見える個店が集まる商業施設「リロード」の隣地で、イベントスペースを併設して10日に開業するエンタメカフェ「アドリフト」も合わせて運営し、下北沢の街に息づく音楽や演劇、古着などの文化を表現するエリアを目指す。
同ホテルは、小田急線・下北沢駅から徒歩6分、東北沢駅から徒歩2分の立地。S造2階建て、延床面積1767・40㎡。客室は、ダブルを始め約15~17㎡のコンパクトな56室を中心に、16㎡のバルコニーのあるマスタードデラックス(約30㎡)など全60室を備える。全客室にレコードプレイヤーを完備し、ホテルで揃える300枚のレコードを無料レンタルで貸し出し、下北沢の文化との接点を設ける。1階にはカフェとバーを併設する。また、街に暮らす場として、ホテルの客室を30分500円から時間販売するサービスも利用可能とする。近隣も含めたイベントなどとの連携も計画して、エリアで下北沢の文化を生かしていく。
ホテルを運営するグリーニングは、近隣のカフェ、商業施設も運営する。隣地のエンタメカフェ「アドリフト」は、キッチン、音響・照明、配信設備を含むネットワーク環境を完備したエンターテインメントスペースを備える。S造1階建て、延床面積386・12㎡。多目的なスペースとして運営し、リアルからオンライン配信、音楽リハーサルやレコーディング、企業研修や物販展示まで幅広いイベントを実施する予定。(日刊不動産経済通信)
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow 不動産経済研究所/不動産経済オンライン