不動産経済研究所によると、東京23区内における2021年7月度の供給は932戸で、前年同月の744戸と比べ188戸、25.3%の増加となった。戸当たり平均価格は8,319万円で前年同月比288万円(3.6%)、㎡単価も128.9万円で同4.4万円(3.5%)で、いずれも上昇している。戸当たりと単価ともに3ヶ月ぶりの上昇であった。
区別に見ると、供給のトップは港区の203戸で、以下は、江東区(144戸)、江戸川区(92戸)、北区(56戸)、世田谷区(54戸)と続いている。対前年同期比で増加しているのは10区で、荒川区(46戸、411.1%増)、世田谷区(54戸、315.4%増)、台東区(45戸、246.2%増)、北区(93.1%増)などが大きく伸ばした。その一方、中央区(7戸、70.8%減)、墨田区(10戸、70.6%減)、目黒区(6戸、68.4%減)、渋谷区(5戸、50.0%減)などは大きく減少し、千代田区、文京区、杉並区は供給がゼロだった。また、戸当たり価格が最も高かった区は目黒区の1億8,317万円で、前年同月比で106.8%上昇した。
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