住友不ら、「多摩川住宅」建て替え参画―築53年の大規模団地、分譲910戸に
多摩川住宅(JKK東京)

 東京都調布市と狛江市にまたがる大規模団地「多摩川住宅」(約3900戸)のうち、「ホ号棟」(11棟380戸)の建て替えが本格始動した。4月に建替組合が設立され、参加組合員として住友不動産と長谷工コーポレーションが参画している。建て替え後の規模は7棟910戸になる予定。25年の竣工を目指す。
 「多摩川住宅」は高度経済成長期の住宅不足を解消するため、東京都住宅供給公社が手掛けた初めての大規模団地で1968年までに竣工した。約49haの広大な敷地に、約1800戸の賃貸住宅、約2100戸の分譲住宅のほか、商業施設や運動施設、幼稚園・小中学校も整備され、15年の国勢調査によると、約6000人が居住している。
 今回の建て替え対象となる「ホ号棟」は調布市側に位置し、建物はRC造地上5階建てが11棟立ち並ぶ。延床面積は2万4612㎡。建て替え後の規模はRC造地上12階建てが7棟、延床面積は約7万5984㎡を予定している。容積率の上限が引き上げられ、従前より住戸が増えるほか、マンションは長期優良住宅の認定やCASBEE建築(新築)の認証申請を行う予定。長期にわたって快適で環境に配慮した住宅を目指す。
 住友不動産と長谷工コーポレーションの2社は15年11月から事業協力者を務めており、コンサルタントのシティコンサルタンツとともに、行政協議や合意形成を進めてきた。20年8月には団地一括建て替え決議が成立。21年4月に「多摩川住宅ホ号棟マンション建替組合」が設立された。立地は京王線・調布駅からバス9分、小田急線・狛江駅から徒歩20分、バス9分。(日刊不動産経済通信)

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