阪急阪神不動産は、タイの不動産デベロッパーのセナ・デベロップメントと共同で、バンコクなどで新たに3つの大規模分譲住宅プロジェクトを推進する。3プロジェクトを合わせて、マンションやタウンハウスなど約2270戸の分譲住宅を開発し、総売上は約120億円を見込んでいる。阪急阪神不が同国内で取り組む住宅分譲事業は、総計で17プロジェクト・約1万3160戸となる。  

 最初に竣工を予定するのは、バンコク都に隣接するサムットプラカン県のバーンサオトン郡の敷地面積7万3964㎡で開発する「テパラックプロジェクト」(約630戸)。バンコク中心部から車で約1時間の位置で、近くにあるバーンプリー工業団地の勤務者などのニーズを見込む。22年竣工のマンション(約330戸)と21年から順次竣工するタウンハウス(約300戸)の総売上は、約45・7億円を予定する。  

 続いてバンコク都の郊外では、ラートクラバン区で開発する敷地面積3万8183㎡の「(仮称)ラートクラバンプロジェクト」(約1140戸)が竣工を予定する。23年竣工のマンション(約980戸)に加え、22年から順次竣工するタウンハウス(約90戸)とショップハウス(約70戸)を分譲する。近くのラートクラバン工業団地の勤務者などをターゲットとして、予定する総売上は約52・8億円。  

 加えて、バンコク都郊外のサイマイ区で敷地面積7700㎡の「(仮称)サパンマイプロジェクト」(約500戸)でマンションの竣工を23年に予定する。ドンムアン空港の近くで、空港勤務者などの住宅需要を期待しており、総売上は約20・9億円を予定。(日刊不動産経済通信)

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