世界貿易センタービル再開発が本格化へ―都市計画変更で国際水準ホテルを追加

 東京・浜松町駅前の超高層ビル、世界貿易センタービルディングを含む再開発が本格化する。13年度に都市計画決定済みだったが、6月末に事業者4社が内閣府国家戦略特別区域会議の東京都都市再生分科会に、ホテルなどを追加する都市計画変更に向けた素案を提出。同ビルは6月30日に閉館しており、今後解体工事に入る。
 事業者は世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、JR東日本の4社。都市計画を変更するのは都市再生特別地区「浜松町二丁目4地区」のうちA街区(約2・3ha)。南側の「A-3棟」(地上39階地下3階建て、高さ約200m)は開業済みで、「A-1棟」(地上46階地下3階建て、高さ約235m)と「A-2棟」(地上8階建て地下3階建て、高さ55m)を今後整備する。A街区全体で総延床面積は約31万4000㎡となる。
 再開発では当初からJR駅・モノレール駅の改良に合わせた歩行者広場や東西自由通路、歩行者デッキの整備などを行う予定だったが、「世界的知名度を有する国際水準の宿泊施設」や観光支援施設などの導入を追加する。宿泊施設は現在の世界貿易センタービルがある「A-1棟」の最高層部に設ける。バスターミナルやタクシープールも入り、同エリアの交通結節機能を強化するほか。国際MICE施設も導入する。域外貢献として、駅・線路を挟んで東側にある旧芝離宮庭園に茶室や弓道場なども民間事業者が整備する計画だ。
 今回の都市計画変更では、帰宅困難者受け入れスペースの拡張など防災機能の強化や、緑化面積の拡大など環境負荷低減なども盛り込む。(日刊不動産経済通信)

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