不動産業向け貸出残高3.39%増の83.91兆円 トップは三菱UFJ銀、不動産シェアは13.88%


 金融機関96機関(都銀4行、信託3行、生保9社、地銀75行、その他5機関)の2021年3月期業績によると、不動産業向け貸出金の期末残高(以下、不動産向け残高)は総額83兆9119.57億円(前年同期比2兆7542.81億円増、3.39%増)。総貸出残高(604兆5798.72億円)に占める不動産業向け貸出割合(以下、不動産シェア)は13.88%で0.16Pアップした。
 不動産向け残高トップは、三菱UFJ銀(残高8兆9366.83億円、2130.64億円増)。これにみずほ銀(8兆2441.00億円、7940.00億円増)、三井住友銀(8兆267.79億円、4056.64億円増)、りそな銀(5兆1700億円、585億円減)、三井住友信託銀(3兆6539.60億円、1308.64億円増)が続く。6~10位は横浜銀(3兆6158.25億円、1563.43億円増)、千葉銀(2兆8107億円、903億円増)、静岡銀(2兆1283.90億円、1051.87億円増)、福岡銀(2兆1050億円、1019億円増)、関西みらい銀(1兆9373億円、352億円減)。
 上位10行までの全セクター向けの総貸出は、前年から7兆2950.40億円(2.10%)増えているのに対して、不動産向け残高は1兆9036.22億円(4.26%)増。これを上位20位まで広げると、総貸出2.42%増に対して不動産向け残高は3.97%増で、若干、不動産業向け貸出が活発なことがわかる。全金融機関の総貸出は前年同期比2.24%増、同不動産向けは3.39%増。 
 その他、増加率が高かったのは、14位のみずほ信託銀の7.24%増(残高1兆3834億円、934億円増)、16位の広島銀の9.97%増(1兆1417.59億円、685.22億円増)、17位の七十七 銀の6.13%増(1兆1058.39億円、638.48億円増)、18位のきらぼし銀の12.72%増(1兆647.49億円、1146.78億円増)などだった。不動産シェアは、67位の沖縄海邦銀が41.19%でトップ、14位のみずほ信託銀が41.14%、34位の東日本銀が35.39%、35位の徳島大正銀が33.49%で続いた。
 一方減少した機関は28機関。減少率が大きかったのは、96位の三菱UFJ信託銀の62.83%減(残高8.92億円、15.08億円減)が最大。そのほか、53位の北陸銀が37.89%減(3468.76億円、2115.84億円減)などだった。

 2021/06/15 不動産経済ファンドレビュー

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