(提供 日刊不動産経済通信)エスリードは17日、神戸市で開発している投資用分譲ワンルームマンション「(仮称)神戸市中央区楠町3丁目」で、「ZEH Oriented」のBELS認証を取得した。住戸ごとの一次エネルギー消費量を20%以上削減し、環境配慮を実現するマンションとなる。同社の30周年記念事業として、先進的な価値観を取り入れた住宅の開発に取り組む。投資用ワンルームマンションで、同認証を取得したマンションは国内初という。
同物件の所在地は、神戸市中央区楠町3―4―2。RC造11階建てで、総戸数138戸。竣工は23年1月中旬、引き渡しは同下旬を予定。ZEH基準を満たす投資用分譲ワンルームマンションとして、最速の供給を目指している。住まいの断熱性能を向上させ、高効率な設備・システムで室内環境を維持しながら大幅な省エネルギーを実現した。BELSの「ZEH Oriented」では、共用部も含めた住棟全体でのエネルギー消費量を削減する「ZEH―M Oriented」と異なり、各住戸でエネルギー消費量の20%以上削減が必要となる。
エスリードは5月の創業30周年を控え、新たな取り組みを進める。同物件では、建設・リフォーム事業を手掛ける子会社のイー・エル建設が実用新案権を取得した工法で、外見を損なわずタイル剥落を防止する。また、マンション一括の高速インターネットサービス「コネクティクス」や、オートロックから住戸まで物理キーと鍵穴を除き、カードキーとスマートフォンで解錠するASSA ABLOY社のドアロックセキュリティなど、高水準の仕様を導入する。