(提供:日刊不動産経済通信)コスモスイニシアは16日、千葉県木更津市で小学校の廃校を活用したアウトドアリゾート施設「エトワ木更津」を開業する。メインターゲットは20歳代後半~30歳代前半の友人グループやファミリー。11月中旬に23年1月末までの予約受付を開始し、約50組の予約が入った。予約に必要なLINE登録は約1400人に上る。遊休の公共施設を活用した公民連携事業として、茨城県笠間市で20年に開業した「エトワ笠間」に続く第2弾。
同社の髙智亮大朗社長は「コロナ禍を経てアウトドア需要は高まり、行政が使わなくなった施設も今後増えてくるので、新規事業として促進していきたい」と話す。今後も東京都心から60~90分以内のエリアでの展開を検討していく。「木更津」の予約は週末やイベント日を中心に入り、大晦日は満床となった。現時点では千葉県内のファミリーからの予約が多いが、徐々に東京都内からも増えてきたという。担当者によるとキーワードは「小学校の活用」。「小学校でアウトドアができる、校庭に泊まれるところが興味を集めている」という。
1873年に開校し19年に廃校となった小学校を、宿泊可能なアウトドア施設として活用。木更津東ICから車で5分、JR久留里線・下郡駅から車で5分の立地。東京都心から車で約1時間で行ける。校舎1階を共用棟にし、職員室を宿泊者以外も利用できるカフェラウンジにリノベーションした。校庭に宿泊用の15区画のログ小屋を設置。夕食は校庭でのBBQ。宿泊料金は閑散期で1人2万円(夕食のBBQと朝食付き)から。今後は校舎2、3階を有効活用したコワーキングスペースやサテライトオフィスの設置も検討していく。
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